がんサバイバー外来について知って欲しい。

安心してほしい。町のお医者さんにも、がん患者さんを診る病院があります。

がん

サバイバー

外来を見学

2025年第一回目の講演前日、歌手/麻倉未稀さんとスタッフで、がんサバイバー外来のある「うじな家庭医療クリニック」を見学させていただきました。

うじな家庭医療クリニックは、広島市の海に近い南区にありました。
クリニックに伺いまずは談話室で瀬尾先生にがんサバイバーの方々が日常生活で困っている現状を教えていただきました。

瀬尾先生「がん患者さんは、がんだけでなく糖尿病や高血圧など他の病気も患っている場合もあるんです。でも小さな体調の変化を全てがんのせいだと思って別の病気を見逃してしまうことも。そういったことも町のお医者さんであるクリニックで診れると患者さんは安心して、小さな体調変化でも気づくことができるんですよ。

それに、一般的には風邪をひいたり、お腹を壊したりしたらクリニックに行くのがほどんどなのに、がん患者さんの場合だと、クリニックでは診れないから総合病院へ行ってくださいと言われてしまうことがあり、風邪であっても一日仕事になって仕事へも影響が出やすいです。がん患者さんの生活のこともあるので、総合病院だけでなくクリニックでも診れるようにして大きな病院と連携しながら患者さんの安心を守りたいと考えています。」

※(すべてのクリニックが、がん患者の風邪などの病状を診ないわけではありません。また、がん治療の内容によっても変わります。)

麻倉さん(歌手:代表曲ヒーロー、乳がん体験者)に、うじな家庭医療クリニック「がんサバイバー外来」へ訪問していただきました。まず訪れたがんサバイバー外来のお部屋には、おもちゃのガチャガチャがあり、みんな和やかな顔になってお部屋を見回していました。このお部屋は小児科と兼用で使っているようです。(時間帯によって兼用)

廊下を歩いていると、壁に「栄養相談」の張り紙があり、この日も栄養士さんから栄養相談を受けている患者さんが別のお部屋へ入っていかれていました。

「がんサバイバー外来」の次に、処置室や検査室を見させていただきました。
場合によって飲み薬の抗がん剤を処方することもあるとのこと。
クリニックなのにCT検査もできることに、麻倉さんも驚かれていました。

がんサバイバー外来に訪問してわかったこと

麻倉さんもおっしゃっていましたが、がん患者さんが相談できる場所は沢山あった方がいいですよね。今回の訪問でわかったことは、「がんサバイバー外来には、治療のこと・体調について・不安な気持ち・セカンドオピニオンなどがん患者のことなら小さなことでも相談できる場所」だということでした。

写真・SANAE MIMURA
写真サブ・伊藤
文・酒井たえこ


 

がん専門医:

瀬尾卓司医師

 瀬尾卓司と申します。

私は愛知医科大学を卒業後に沖縄、千葉、広島、東京の病院や診療所で働いてきました。突然ですが、私がなぜがん患者さんの診療を診療所(クリニック)で行っていきたいかという理由などを書かせてもらいたいと思います。様々な意見があるかもしれませんが、興味のある方はご一読いただけますと幸いです。 

広島の学生時代に友人が、がんを患ったことがきっかけで腫瘍内科医を志すようになりました。

その時の体験などから地方にこそ、がん診療ができる総合診療医(内科・小児科・整形外科など)が求められているのではないかと考えるようになりました。 

がん患者さんは高血圧や糖尿病など多くの合併症を抱えていることがあります。しかしがん治療専門医だと、がん治療はするけど他の病気は循環器内科や糖尿病科に受診を促すことになります。患者さんにとって複数科を受診することは大変なことです。特に私の故郷でもある世羅町のような地方や田舎から通院するとなると、受診日が合わなかったら連日受診が必要になり、、、と負担はより大きくなります。 しかも、町のかかりつけの先生に相談しても「抗がん剤を使用していると診療できないから総合病院で相談して下さい。」と言われることもあります。

このように非常につらい思いをしながらがん治療を継続している患者さんのためにも、”がん患者さんを診療できるかかりつけ医”が今後は求められていると私は思います。

  

診察をさせていただいていると、初期で治療できたとしても再発するかもしれないという、見えない恐怖と闘っていると患者さんからお聞きすることがあります。 

がんと診断された時は、ショックで医師からの説明など頭に入っていきません。国民の2人に1人が、がんになると言われていても”がん=死”というイメージは強いです。初期であれ、転移をしているものであれ、恐怖は同じではないでしょうか。

また患者さんと同じように、家族・友人も動揺します。
1日でも早く治療をしたほうが良いのではないか?
治療費はどれくらいかかるのか?
治る治療をするためにはどうしたらよいのか?
これまでの食事などに問題があったのではないのだろうか?
様々な後悔と不安が襲ってきます。 

副作用を含めた合併症の管理を一緒に行い地方のがん患者さんの負担をできうる限り少なくしたいというが目標です。がん治療は日進月歩ですので、私もまだまだ勉強を重ねなくてはなりませんし、すべての問題や副作用を解決できるわけではありませんが、少しでもがん患者さんに寄り添える医療をしたいと思っています。


  
そういった願いもこめて、今回の「67がんサバイバー講演」で、乳がんを経験された歌手の麻倉未稀さんにお話していただきたいと思いました。
麻倉未稀さんが雑誌(ネット記事だったか忘れてしまいました。)だったと思いますが、インタビューにこう答えられていたんです。
 

麻倉さん) 

「中略~同じ日に同じ時間に、私と同じようにがんの宣告を受けて苦しんでいる人はきっといるはず。そんな方たちに、一緒に頑張ろうね、というメッセージを届けたい。」

私からすればあんなに有名な方が、自分が受けたがん告知を、自分だけじゃなく同じ思いを抱えているひとがいると思って支え合おうとされている言葉に、ぜひ広島の人たちにも勇気づけてほしいと考えたのです。

「67がんサバイバー講演」をぜひ、勇気の場にしていただけると嬉しいです。
 

私はがんになっても、ヒーローになってみせます。

麻倉未稀

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歌手:

麻倉未稀さん

一世を風靡(ふうび)した学園ドラマ「スクール☆ウォーズ」の主題歌「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」のヒットで知られる麻倉さん。 麻倉さんの乳がんが見つかったのは平成29年4月。テレビ番組の企画で受けた健康診断がきっかけだった。大学病院での精密検査の帰り道、東京駅から藤沢駅までのJR東海道本線の車内で仕事への影響などを考えた。約40分後、大船駅を過ぎたあたりで覚悟を決めた。藤沢駅で降車し、すぐさま事務所に電話し、「全てオープンにします」と告げた。 

 発見前の数年間、健康診断を受けていなかった時期は、夫が大病を患って入院していたときと重なっていた。夫が「病気に気づけなかったのは自分のせいだ」と後悔を口にしていたと家族から聞かされた。がんという病は、自分自身だけでなく、大切な人にもつらい思いをさせてしまう。早期発見の大切さを改めて痛感した。 「一日一日をどうやって生きるかを、今まで以上に考えるようになった」と麻倉さん。

30年春、麻倉さんは藤沢市出身で「プリンセス プリンセス」のドラマーとして知られる富田京子さんと「ピンクリボンふじさわ」を立ち上げ、歌などを通じた啓発に乗り出した。

令和2年7月には、NPO法人「あいおぷらす」を設立。
産経新聞ライフより引用


67・25がんサバイバー講演

がん家族セラピスト:

酒井たえこさん

がん家族セラピストの酒井たえこと申します。
私はダブルケアラーでした。母は重い心の病。そして父ががんに。
そんな父の看病を通して心にのしかかったのが、「看病者にもサポートが必要」だということです。

看病をしている人はこんなことをよく口にされる言葉が
「一番辛いのは患者だから、私は我慢しなきゃ」です。
しかし看病者が、自分の体調や心をボロボロにしてしまっていたら、看病なんてできません。

そして患者も、看病をしてくれている人のことを心配しています。
さらに言えば「私のせいで、看病者につらい思いをさせてしまっている…私が生きていていいんだろうか」。

悲しいですよね。

がん患者さんも、ご家族も、お互いを思いやっているのに、お互いが自分を責めたり苦しめたりしていては「治療」「生活」が破綻してしまう恐れもでてきます。

だから私は、そうならないために看病をしている方のサポート活動を行っています。

今回の講演で私は、ファシリテーターとして麻倉未稀さん、瀬尾先生、尾崎先生のお話しを、ご来場者のみなさまが知りたい情報となるよう努めさせていただきます。

具体的には医療の専門用語が出てきたら、国語辞書のようにかみくだいて分かりやすくお伝えしたり、がん患者さんの多くが悩まれていることを質問したりします。

67・25がんサバイバー講演

ポスター

ポスター

講演をお手伝いしてくださる素敵な方々!

スタッフ2025年

伊藤克明(いとうかつあき)
本職:広島、尾道で“食”への探求心を持って活動しております。

MC2025年

鬼頭千尋(きとうちひろ)
本職:「Nippon Journey」Owner。インバウンド向けに広島で日本文化体験を提供中。日本の魅力を体感し、素敵な思いでを持ち帰ってもらいたい!という思いから始めました。

MC 2026年

えぐち
本職:看護師、緩和認定、がん家族セラピスト。

スタッフ

たなか
本職:看護師、がん専門、がん家族セラピスト。がん専門オーダーメイド自費看護fLy

スタッフ

やまぐち
本職:がん家族セラピスト。ボランティア活動「zoomがん家族の保健室」にて活躍中。

スタッフ

SANAE MIMURA
本職:"PORTE(ポルト)"Owner。グラフィックデザインやwebデザイン、写真を通して見えない想いをカタチにするサポートをさせていただいています。

主催

うじな家庭医療クリニック/がんサバイバーシップ外来
 https://ujina-family-clinic.com/

電話:082-256-4566
住所:広島市南区宇品東6丁目2番47号
イオン宇品店近く 


 運営

がん家族支援
一般社団法人Mon ami
https://www.monami47.com/ 


協賛

 株式会社 Ribbons Base(Ribbons Base,Inc.)
https://ribbonsbase.com/

こうのふく
https://www.kounofuku.net/

ゆめみなみ乳腺クリニック
https://yumeminami-cl.jp/

うじな家庭医療クリニックは、がん患者さまと、そのご家族を応援しています。

お読みいただきありがとうございます。